あなたは人目です |
NLP若手の会は、自然言語処理および関連分野の若手研究者の交流を促進し、若手のアクティビティを高めることを目指して、シンポジウムを開催します。これから始まる、または始まったばかりの研究の発表を歓迎し、活発な議論を行う場を実現したいと考えています。また、招待講演や国際会議参加報告などの特別セッション、懇親会を通じて、自然言語処理の普及・啓蒙を図り、若手研究者の育成につなげていきたいと考えています。以下のように研究発表を募集しますので、奮ってご応募ください。
なお、今年度は同会場にて情報処理学会第208回自然言語処理研究会が9月2日から3日にかけて、また誤り検出・訂正ワークショップ2012報告会がシンポジウム会期中に開催されます。
今年で第7回を数えますNLP若手の会シンポジウムを、9月3日、4日と2日間にわたって東北大学 片平さくらホール(宮城県仙台市)にて開催いたしました。
2日目の閉会後に突然の大雨に見舞われてしまいましたが、シンポジウム自体は皆様のご協力のおかげでつつがなく盛況のうちにシンポジウムを終えることができました。ご参加くださいました皆様に、プログラム委員一同より心より御礼を申し上げます。
一般発表募集に対しては19件の応募があり、また、誤り検出・訂正ワークショップ(ECDW)2012 の報告会での発表が6件ありまして、約70名の方にお越しいただきました。 今回の参加人数は前回と比べ減少傾向にありましたが、地方開催であったこと、および、他学会とスケジュールが重なってしまったことが大きく影響したと考えております。 次回はより多くの方に発表・議論の場として活用していただけるよう、十分に工夫して計画を立て、企画や広報活動を一層充実させていきたいと考えております。
一般発表はポスター形式で、2日間を通じて19件 + 6件の発表を2セッションで実施いたしました。今年も発表者の方々が同じセッションに配置された別の発表を見ることができないことに配慮したうえで、セッションに対する発表者の分配時いたしました。発表形態については、次回以降も、参加者の方からのご意見を踏まえて改善を検討いたしますので、前向きなご意見がございましたら本ページ下部の問い合わせ先までご連絡を頂きたいです。
1日目の全セッション終了後には、交流企画として東北大学内のレストラン萩にて懇親会を開催しました。懇親会には49名の方がご参加くださり、地元の食材がふんだんに使われた大変においしい料理に舌鼓を打ちつつ親睦を深めました。興奮冷めやらぬ参加者の方々は有志で夜の仙台の繁華街へ向かい、さらに親睦を深めたとお聞きしております。
2日目の招待講演は、鶴岡慶雅先生(東京大学)にご発表をお願いしまして「自然言語処理と AI」という題目のご発表で、コンピュータゲーム(将棋、囲碁、ポーカー)を中心とした人工知能の最前線、および、それらの問題設定と自然言語処理の接点についてお話いただきました。快くお引き受けくださった鶴岡先生に深く御礼申し上げます。
一般発表以外の企画としましては、9月2日と3日目の午前は情報処理学会 自然言語処理研究会 (NL) 第208回研究会が併催されました。その際に情報処理学会はNL研の学生参加費を特別に無料になるように取り計らって下さり、そのおかげでYANSに参加する学生がNL 研にも気軽に参加することができました。また、誤り検出・訂正ワークショップ(ECDW)2012 の最終報告会が YANS 開催期間中に行われました。
国際会議参加報告のセッションでは、岡崎直観氏(東北大学)、徳永拓之氏(株式会社プリファードインフラストラクチャー)、進藤裕之氏(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)の3名の若手研究者にEMNLP 2012 および ACL2012についてのご報告をお願いしました。とくに進藤様にはご自身の ACL2012 における BestPaper についてご講演いただきました。快くお引き受けくださった皆様に深く御礼申し上げます。
2日目の最終セッション終了後には、参加者による投票に基づき、奨励賞を選定、表彰しました。奨励賞は、現時点の研究の完成度より、アイデアの面白さ、研究の新規性、今後の研究の発展性への期待などを重視して投票された結果に基づいています。今年度は下記の3件を奨励賞として表彰しました。
- 発表1: 「小学生の読解支援に向けた語釈文による換言」梶原智之, 山本和英(長岡技術科学大学)
- 発表3: 「重み付き仮説推論における部分的な正解仮説からの識別学習」山本風人, 井之上直也, 渡邉陽太郎, 岡崎直観, 乾健太郎(東北大学)
- 発表13: 「先読みを用いた系列ラベリングにおける最易優先探索の適用」佐野峻平(東京大学), 三輪誠(マンチェスター大学), 鶴岡慶雅, 近山隆(東京大学)
本シンポジウムでは、完成度よりも研究の独創性を重視した研究発表を募集していますが、そのような発表に対する旅費が支給されない場合もあります。そこで参加旅費を工面することが困難な方を対象として旅費の補助希望者を募り、申請のあった 1 名の方に補助を行い、本シンポジウムでご発表いただきました(高校生の方の参加でした)。
今後の言語処理分野を更に発展させていくうえで言語処理に興味があるが別分野が専門である若手学生、もしくは、研究室配属になっていない若手学生に対して旅費補助を行い、言語処理分野に興味を持っていただく、または、本シンポジウムで発表していただく、という取り組みは重要だと考えております。
なお、来年度につきましても、一昨年のNLP若手の会シンポジウム後に実施されましたNLP若手の会プログラム委員経験者による投票に基づき選出されました、以下の3名が本シンポジウムの委員長を務めます。
- 岡野原大輔(株式会社プリファードインフラストラクチャー)
- 小町守(奈良先端科学技術大学院大学)
- 柴田知秀(京都大学)
今後も変わらぬご指導ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。
■ オープニング
■ 誤り検出・訂正ワークショップ 口頭セッション
■ 1日目のポスターセッション
■ 懇親会
■ 招待講演 : 鶴岡慶雅氏(東京大学)「自然言語処理と AI」
■ 国際会議参加報告のセッション
- 岡崎直観氏(東北大学)
- 徳永拓之氏(株式会社プリファードインフラストラクチャー)
- 進藤裕之氏(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
■ 2日目のポスターセッション
■ 奨励賞の授与
- 発表1: 「小学生の読解支援に向けた語釈文による換言」梶原智之, 山本和英(長岡技術科学大学)
- 発表3: 「重み付き仮説推論における部分的な正解仮説からの識別学習」山本風人, 井之上直也, 渡邉陽太郎, 岡崎直観, 乾健太郎(東北大学)
- 発表13: 「先読みを用いた系列ラベリングにおける最易優先探索の適用」佐野峻平(東京大学), 三輪誠(マンチェスター大学), 鶴岡慶雅, 近山隆(東京大学)
以上の写真は東北大学の水野淳太様から許可を頂いたうえで、こちら(乾・岡崎研究室アルバム)から転載いたしました。素晴らしい写真をご提供頂いた水野さまに深く御礼申し上げます。
奨励賞は、これから始まる、または始まったばかりの研究発表を奨励することが主旨の表彰です。参加者の方々には、現時点の研究の完成度よりもアイデアの面白さ、研究の新規性、今後の研究の発展性への期待といった点を重視した投票をお願いしております。 今年度は参加者の投票に基づき、以下の3組の発表に奨励賞を授与いたしました。
なお、上記以外の多数の発表に対してもまんべんなく票が入っておりました。
投票にご協力いただきました皆様に感謝を申し上げます。
どうもありがとうございました。
プログラム・会場案内のダウンロード
全体スケジュール
シンポジウム1日目スケジュール (2012/09/03)
シンポジウム2日目スケジュール (2012/09/04)
タイトル
講師
アブストラクト
資料
発表テーマ
発表資格40歳ぐらいまでの年齢の方とします。言語処理学会の会員・非会員を問いませんが、入会をお勧めします。 発表形式1件につき、以下の発表をお願いします。
発表申込発表申込は締め切りました。
申込〆切は2012年7月27日(金)です。 採択通知発表申込内容をプログラム委員会で審査し、その結果をお知らせします。 予稿の提出予稿の提出は任意です。予稿の提出を希望される方はメールに予稿のファイルを添付し sympo2012+@+yans.anlp.jp (アドレス中の + を削除してください)までお送りください。提出していただいた予稿は、若手の会のウェブページにおいて公開します。 奨励賞選考参加者の投票に基づき、これから芽が出ると期待できる研究を選ぶ「奨励賞」を選定し、表彰します。 一般参加発表を行わない方々の参加も歓迎いたします。特に参加資格は設けません。 参加費無料の予定です(懇親会費は別途)。 参加旅費の補助所属機関の都合等で参加にかかる旅費を工面することが困難な方を対象として、参加旅費の一部または全部を補助する事業を実施します。以下の条件をすべて満たす希望者を募集します。希望者は発表申込時にその旨をご連絡ください。
応募条件:
なお、配分は、プログラム委員会において、シンポジウムの性質を鑑み、完成度よりも研究の独創性を重視して定めます。応募の時点で補助が保証されるわけではありませんので、予めご了承ください。 コメンテイター制度本シンポジウムでの予稿・研究内容をベースに、研究の更なる発展および国際会議やジャーナル論文等への投稿を支援するため、プログラム委員複数名による予稿・研究内容に対するコメントを行います。以下の条件をすべて満たす希望者を募集します。希望者は発表申込時にその旨をご連絡ください。
応募条件:
シンポジウム期間中に懇親会を開催いたします。 参加をご希望の方は下記よりご登録をお願いたします。なお、フットサル交流会はご応募が少なかったため中止となりました。
懇親会の参加申し込みは締め切りました。
本シンポジウムにつきましては以下のメールアドレスまでお問い合わせください。
sympo2012+@+yans.anlp.jp (アドレス中の + を削除してください)
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